西武学園医学技術専門学校(所沢市泉町)栄養士科の学生が開発した「海なし県民の全力想像ポテトチップス うみしお味」が10月31日、同校の学園祭で販売される。海に面していない埼玉県の地域特性を逆手に取り、学生ならではの発想で企画したオリジナル商品で、ほんのりとした塩味と軽やかな口当たりが特徴。
川越の菓子メーカーとの連携による「お土産開発プロジェクト」として2024年に開発を始めた同商品。学生たちは試行錯誤を重ねながら、「海を知らない埼玉県民が思い描くうみしおとは何か」「食べた人が思わず笑顔になる味とは?」と何度も試作を繰り返した。
できあがったポテトチップスには、不ぞろいのため出荷できない所沢特産のニンジンをパウダー状にして加えている。
当初は昨年10月の発売を予定していたが、ニンジンパウダーの安定供給の難しさや、主原料であるジャガイモの不作が重なり延期となっていた。開発に携わった学生たちは3月に卒業したが、その取り組みを後輩たちが引き継ぎ、ようやく製品化と販売にこぎ着けた。
商品は1袋100グラムで、学園祭では350円で販売する。「最後まで食べ飽きずに楽しめる素朴な味わいに仕上げた」と学生らは話す。
現在は佐々木七さん、棚橋由加さん、下西ひかりさんら広報担当の学生を中心に、学園祭に向けてPRを進めている。佐々木さんは「幅広い層の人に食べてもらいたい。県外の人に埼玉を知ってもらうきっかけづくりになれば」と話す。