狭山市が10月1日、市内での出店や企業立地を希望する人と物件情報を持つ不動産事業者をつなぐ「さやま『なりわい空間・事業用地』マッチング事業」を始めた。同日から物件情報を提供する「協力事業者」の登録を受け付け、立地希望者への情報提供は12月以降に始める。
同事業は、市内で新たにカフェや雑貨店、アトリエなどを始めたい人や、工場の新設・移転のための事業用地を探している事業者に、市内の不動産情報を持つ宅地建物取引業者などと連携して、希望に合った物件情報を提供する取り組み。企業立地の推進と多様な仕事の創出、産業集積の維持・強化を目的とする。
立地希望者が希望条件を市に提出すると、市が名前や連絡先を伏せた上で協力事業者に条件を送る。協力事業者から提供可能な物件情報が寄せられると、市が協力事業者の連絡先と物件情報を立地希望者に伝える。気になる物件があれば、立地希望者が自ら協力事業者に連絡し、交渉や契約を進める。市は情報提供のみを行い、物件のあっせんや仲介、契約交渉には関与しない。
立地希望者の対象は、市内で新たに店舗や事務所などの事業を始めようとする個人・法人と、市内で事業を拡大または市外から移転しようとする法人。空き店舗や空き家、工場、事業用地などの情報を扱う。
市商工観光課の職員は「これを機会に、狭山市のにぎわいや新たな仕事が生まれることを期待している」と話す。
協力事業者として登録できるのは、宅地建物取引業の免許を持ち、埼玉県宅地建物取引業協会、全日本不動産協会埼玉県本部、不動産流通経営協会のいずれかに所属する事業者のほか、市内で事業用地などの開発計画を持つ不動産開発事業者、市内で事業用地などを所有、または管理・運営する人・事業者。国税や地方税を完納していることなども要件とする。登録は随時、受け付ける。
募集開始に合わせ、登録を検討する不動産取引業者などを対象にしたオンライン説明会を10月7日と16日に開く。事業の概要や情報提供の流れ、協力事業者の登録手順を説明する。質問への回答は後日行う。
説明会の開催時間は、7日=13時~13時30分、16日=10時~10時30分。ビデオ会議ツール「Teams」を使う。申し込みは市ホームページの電子申請フォームで受け付ける。締め切りは、7日分=10月5日、16日分=10月13日。問い合わせは同課(TEL 04-2937-7538)まで。