「いりそ写真館」(狭山市水野、TEL 04-2959-4982)が企画・撮影を担う「入曽の笑顔100人プロジェクト」が現在、2年目の参加者を募集している。主催は同プロジェクト実行委員会で、入曽地区まちづくり推進事業が協力する。応募締め切りは11月30日。
同プロジェクトは、入曽地域に関わる人たちの笑顔と直筆メッセージを写真とともに記録し、ウェブサイトやSNS、展示などを通じて地域に発信する参加型の取り組み。2025年6月に始まり、昨年度は地域住民を中心に350人以上を撮影した。撮影はすべて同館内ではなく、地域の施設や店舗、活動場所、日常の風景の中で行う出張撮影で、入曽の今の風景や施設と、そこにいる人たちの表情や想いを一緒に記録することに意味があるとしている。昨年度は商業施設「そよら入曽駅前」で撮影イベントを開いたほか、写真と直筆メッセージを狭山市役所や入曽地域交流センターなどで展示した。
同実行委員会によると、入曽地域では駅周辺の変化や地域活動の広がりでまちの姿が少しずつ変わる一方、地域の中で顔を合わせる機会や、世代を超えて交流する機会は以前より少なくなっているという。写真と本人の直筆メッセージを通じて、地域にある人の温かさや日常の中の笑顔をあらためて見つめ直す機会をつくろうと企画した。
2年目の今年も、応募者は入曽で活動する人や暮らす人が中心で、商店主や農家、地域活動やボランティアに関わる人など、普段は大きく取り上げられる機会の少ない「まちを支えている人たち」に光を当てる。一方、昨年度はシニア世代の参加が多かったのに対し、今年度は若い世代からの応募が目立つという。同館代表の後藤晋作さんは「同じまちでも、年代が変わると出てくる言葉や表情が変わる。そこが2年目のおもしろいところ」と話す。
今年度は、サークルで活動する人や、好きで続けている趣味や活動がある人の参加も呼びかける。合唱や楽器、スポーツ、手仕事、趣味の集まりなど、「わざわざ写真に残すほどのことではない」と思うようなことでも構わないという。後藤さんは「打ち込んでいる時間の中にこそ、その人らしい表情がある。遠慮なく申し込んでほしい」と呼びかける。
今後は入曽と近隣地域で活動する人の撮影を順次進め、ウェブサイトやSNSで発信するほか、昨年度に続き、地域の人が直接見られる展示や発表の機会も検討する。後藤さんは「写真は、ただ記録するだけのものではない。そこに写る人の表情や、その人自身の言葉は、地域の記憶となり、未来へつながる大切な財産になる。人と人が出会い、つながり、入曽の未来を明るくしていく小さなきっかけを生み出していきたい」と話す。
対象は、入曽に暮らす人、働く人、学ぶ人、地域活動に関わる人など、入曽と近隣地域にゆかりのある個人・家族・店舗・団体。撮影は6月1日から順次行っている。参加無料。申し込みは公式サイトの応募フォームで受け付ける。応募締め切りは11月30日。