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地域活性化勉強会&交流会 開催レポート#6 歴史的拠点を再生させたリーダーから学ぶコミュニティの極意 りそな コエドテラス 館長 森直人さん / Part3

2026年9月15日(火)、「歴史的拠点を再生させたリーダーから学ぶコミュニティの極意」をテーマに、地域活性化勉強会&交流会を開催しました。

今回の登壇者は、埼玉りそな銀行狭山支店の元副支店長で、現在は川越の「りそな コエドテラス」で館長兼コミュニティリーダーを務める森 直人さん(現 埼玉りそな銀行武蔵藤沢支店長)です。

築100年を超える歴史的な銀行建築を“共創”の拠点として再生させた取り組みや、350名を超える会員が集うコワーキングスペースの運営、そして銀行員として「人と人をつなぐ」ことを大切にしてきた森さんが現場で実感している、コミュニティづくりの極意についてお話を伺いました。

Part 3では、コワーキングスペース「Resona Kawagoe Base +」を拠点に広がるコミュニティや、起業家への伴走支援、実践型の創業支援プログラム「カフェの学校」、そして地域の賑わいづくりについてお話しいただきました。

 

地域活性化勉強会&交流会とは
 

狭山市を中心に、地域の資源や特性を活かして活動するプレイヤーを招き、参加者同士の「共創」が生まれる場をつくることを目的としたプロジェクトです! 狭山市産業労働センターを拠点に、地元を愛する起業家、クリエイター、行政、そして市民の皆さまが混ざり合い、新しいアクションが次々と芽吹くコミュニティを目指しています。

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「Resona Kawagoe Base +」の開設と広範なコミュニティ形成

森さん
施設の3階には、創業支援機能を持ったインキュベーションコワーキングスペース「Resona Kawagoe Base +」を開設し、天井も開放感のある形で60席ほどの共創空間を運営しております。

開業日は2024年5月15日(水)に決定しました。

この日は第八十五国立銀行の許認可が下りた日であったことや、ゴールデンウィーク後に落ち着いてしっかりオープンしようと考えたこと、そして偶然にも川越の商店街のお休みが多い水曜日であったため、地域の皆様にも開業日に来ていただける非常に良い日だということで決めたのです。

運営にあたっては、地元の小江戸川越観光協会さんや、川越高校出身の社長さんがいらっしゃるスタートアップ支援企業のRelicさんなどにお願いをしてシェアオフィスに入居いただきました。

ビジネス街ではない観光地のエリアで果たして会員が来るのだろうかと不安でしたが、オープン前にU_PLACEの商業施設などで数回ほど丁寧に説明会を行い、徐々に会員さんが増えていきました。

現在ご登録いただいている会員さんは350名を超えております。

意外だったのは、会員の半分が川越市内の方で、残り半分は狭山や鶴ヶ島、坂戸などの周辺地域の方ということです。

また、中には山形県出身で川越や埼玉を気に入って地域おこし協力隊に参画されている二拠点生活の方など、我々も全く想定し得ない広域からの動きもありました。

コミュニティコムさんのメンバーと雑談に近い話し合いから生まれたメインイベントが、「埼玉起業人発掘プロジェクト」です。埼玉県63市町村の分散してしまっているコミュニティをつなげる取り組みとして、毎月継続して各地域の起業家を発掘しに行っており、現在第26弾まで終了しました。

これまで和光編、幸手編と開催し、今月は飯能編をやろうということで登壇者さんも決まっております。

狭山は私自身が思い入れがあるのでずっと取り置きしており、来年2027年1月にSaya-Bizさんとのコラボでぜひやりたいと企画しているところです。

また、川越で我々がオープンするちょうど1ヶ月前に、川越市さんの文化創造インキュベーション施設「コエトコ」が立ち上げられました。我々のコワーキングスペースもできたので、川越市さん等と連携協定を結ばせていただいております。

これにより、私たちのコワーキングスペースで川越商工会議所による創業スクールのセミナーが開催されるなど、地域の支援機関としての役割を担い、コラボが生まれました。

さらに、地域の限界感を超えるため、私たちの施設と県内外の地域のコワーキングスペースと相互開放の契約を結ばせていただいたのです。

現在、小川町のNESToさん、熊谷のしろくまビルヂングさんなど、北は群馬県から南は小田原まで14の施設と結んでおり、連携施設の方が川越を視察するツアーなど、自然発生的な出会いやマッチングの土壌作りを行っています。

伴走支援の具体例と「カフェの学校」による実践型創業支援

森さん
上流のネットワークづくりだけでなく、個別に伴走支援することも非常に重要だと考えております。

入居いただいているRelicさんという会社さんに、毎週火曜日1回1時間ほどのメンタリング支援をお願いしており、ビジネスモデルの0から1を考える最初の部分をご支援させていただいております。

軽井沢の人気パン店から川越へ。村松さんの開業を支えた縁

森さん
川越での伴走支援の事例として、入間市出身の村松さんの起業についてお話しします。

村松さんは軽井沢の有名なパン屋さんである浅野屋さんで工場長かつ役員をやられていた方ですが、埼玉に戻って起業されたいと川越市に移住されてきました。

コワーキングスペースの会員登録をいただいた際に、思いはあるが数字に落としたことがないということでしたので、商工会議所さんの創業スクールをご紹介させていただいたのです。

そこで優秀賞を取られた後、りそな コエドテラス1階のシェアキッチン(CLOCK KITCHEN)でテストマーケティングとして出店していただきました。

最終的な物件は、銀行経由で地元の川越ホームさんという不動産会社さんをご紹介し、築100年ぐらい経っている鈴木薬局さんの物件に決まりました。

ここのリノベーションは、以前こちらのイベントで登壇された80%の荒木さんの団体が手掛けられており、様々な縁がつながって2025年1月に開業を果たされています。

施設間の連携と、販売まで体験できる「カフェの学校」

森さん
また、新規事業を始めたい会員さんに向けては、さいたま新都心にある埼玉県のインキュベーション施設「渋沢MIX」のスタートアップ向けプログラムにエントリーをしていただくなど、施設間連携がさらに深まっていくように取り組んでいます。

1階のシェアキッチンでは、毎年6月に「カフェの学校」という開業支援プログラムを日本政策金融公庫さんと共催で開催中です。

これは当時の日本政策金融公庫川越支店の支店長様が関西圏での先行事例を埼玉の第1号としてやらないか?というお声掛けをいただき始まったものです。

本プログラムは座学だけでなく実際に販売してみるという実践が含まれています。開業後3年連続で開催させていただいて実際に数件の出店を果たしております。

地域の賑わい創出と今後の展望

森さん
いろんな団体さんとコラボしてやっていくことを大切にしております。

ラボたまのコンサルティング事業として、毎年10月にある川越まつりの観覧席を弊社の敷地を使ったコンテンツとして事業者さまを通じて販売させていただいており、去年から正式に販売を開始しました。

観光協会さんのご支援をいただきながら、過去インバウンドの方の団体でご予約いただいたりもしています。

賑わいの創出としては、敷地内でオーガニックマルシェを開催されたり、狭山関連だと「彩の国マルシェ」さんとも連携し、今年度から定期的にマルシェを開催させていただいております。

旧頭取室などはメディアの方にも多く取り上げていただいており、先日もフジテレビの「ぶらぶらサタデー」の撮影で、タカアンドトシさんと温水洋一さんと磯野貴理子さんが取材に来てくださいました。

川越まつりの日である10月17日に放送予定です。

開業2年半経って、来場者の方も約60万人の方に来ていただいている状況です。

今年の3つのテーマは、「県内外のエコシステムとの接続」「施設ブランディングの再構築」「事業共創プロジェクトの推進」です。

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