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狭山台のコーヒー店「サトウさんコーヒー アンド ラボ」移転 全世代交流の店に

店主の佐藤敬吾さん

店主の佐藤敬吾さん

 狭山市にあるコーヒー店「サトウさんcoffee&Lab(コーヒー・アンド・ラボ)」(狭山市狭山台3)が移転オープンして、7月13日で1カ月がたつ。

広々としたキッチンとカウンター

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 移転先は以前の店の道路を挟んだ向かい側。店主の佐藤敬吾さんによると、以前の店はキッチンが狭く客の要望に応えきれないことや、子どもたちの居場所作りなど今後の展開も考慮して移転を決めたという。現在の店は以前より広く、席数も増えた。キッチンも広くなりランチメニューも提供できるようになった。

 移転は今回で2度目。そこには地元・狭山台の人たちとの縁があった。最初の店は2017(平成29)年、佐藤さんが常連だった「Cafe Annam 安南(あんなん)」を引き継ぐ形で始まった。4年ほど営業したが、建物オーナーの都合で別の場所への移転が必要になった。移転先がなかなか決まらなかった時に、移転先の内装工事を相談していた高橋設計事務所から「事務所1階を使っていい」という話をもらい、一時的に移転。次の場所探しに時間を要したが、同事務所の代表が次の店の準備が整うまで待ってくれ、当初の予定より長く営業することができた。

 2度目の移転となった現在の店では、こども食堂も行っている。最初は1人では難しいと考えていたが、常連客が手伝いを申し出てくれたり、弁当の提供元とのつながりもできたりしたことで運営ができるようになったという。

 移転先を、生まれ育った狭山台にこだわった理由について、佐藤さんは「街に以前のようなにぎわいがなくなり、寂しさを感じていた。自分が最初に店を持つきっかけを狭山台でもらった。この地で店を持ち続けることで地域の活性化につなげたい」と話す。

 店を持って10年近くたつが、次第に子どもたちの居場所にも関心が向くようになった。最近は、駄菓子屋のような子どもと大人がつながる場所は少ないと考えた佐藤さんは、子どもたちが大人とつながる経験ができる場をつくりたいと思案。「地元にこんな場所があって楽しかったという思い出を持って巣立ったり、あるいは残ったり、後々戻ってくるようになってほしい」と思いを語る。

 店には幅広い世代が通ってくる。以前の店からの常連の小川幸子さんは「近くにコインランドリーや買い物ができる場所もあり、ここに来ることが習慣になっている」と話す。学校が終わる時間帯や休日になると子どもたちもやって来る。店内で絵を描いたり、家より落ち着くからと高校生がテスト勉強をしに来たりすることもある。店の入り口がガラス張りで中が見えるようになったことで入りやすくなり、新たな客も増えた。地域の人の交流の場としての存在感を増しているという。

 7月から新メニューとして、見た目がビールそっくりながらノンアルコールの「ゴールデンティーエール」と「コーヒースタウト」を提供しているほか、地域の店の焼き菓子なども販売。イベントも開いている。

 営業時間は10時~18時。木曜と隔週の日曜定休。

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