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入間でデザイナー石川智子さん作品展 地域と歩む25年の「仕事」紹介

石川智子さん

石川智子さん

 グラフィックデザイナー石川智子さんの25年の歩みを振り返る作品展「石川智子 デザインの仕事」が4月18日~26日、独楽蔵(こまぐら)アトリエ(入間市豊岡5)で開かれた。

会場の独楽蔵アトリエ

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 石川さんは高校卒業後、デザインの専門学校に進学。在学中に広告代理店でのアルバイトを通じて制作と印刷の実務を学んだ。2006(平成18)年から都内のデザイン事務所に勤務し、音楽や演劇、映画の宣伝美術などカルチャー系を中心に手がけた後、2013(平成25)年に入間市へ拠点を移す。2016(平成28)年に独立して以降は、販促物や広報デザインなど地域に密着したプロジェクトに数多く携わっている。2025年11月に狭山市内回遊カプセルトイ「町ガチャ」が西武新宿線新狭山駅に設置された際には、設置ブースの壁面デザインも担当した。

 自身初となる今回の展示は、会場となった独楽蔵建築事務所の星野厚雄さんからの声がけがきっかけだったという。石川さんは高校の部活動を引退した後、星野さんにボクシングを教わっていた縁があった。「話を頂いた当初は見に来てくれる人がいるだろうかと不安もあったが、準備を進める中で自分の好きなデザインとは何かを再認識することができた」と石川さんは話す。

 キャリアの中で直面した結婚や出産といったライフスタイルの変化についても、「子育てが始まってからは、以前のように気合だけで乗り切れない状況も出てきた。クオリティーを下げずにいかに効率よく進めるかを模索し、仕事を誠実に積み重ねて信頼を得ることを、以前にも増して大切にしている」と振り返る。

 石川さんは「10年後も古く見えないもの」を理想とし、それを「強度がある作品」と呼ぶ。当日は高校生から高齢者まで幅広い世代が来場し、作品を鑑賞。市内から訪れた20代男性は「若い世代ではステッカーが流行しているので、展示されている作品がステッカーになればいいなと思った」と話していた。

 石川さんは「これからもデザインを通じて、地域やクライアントの思いを誠実に形にしていきたい」と意欲を見せる。

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