新緑の里山で春の山野草を楽しむ「里山自然観察会2026」が4月19日、ロッジ水野の森(狭山市南入曽)で開かれた。主催は水野の森里山の会。
西武新宿線入曽駅から南に約1.5キロの場所に位置する同地域(約2.8ヘクタール)は「水野の森」(約60ヘクタール)の一部。狭山モータースクールの私有地を、地元有志で組織される同会が「人と自然の共生林」を目的に保全している。同会では月に1度、間伐や下草刈りなどの保全活動を行っており、同イベントは毎年春の恒例行事となっている。
当日は、子どもから高齢者まで123人が参加。4つの班に分かれ、同会のガイドの案内で、キンラン、オオアマナ、シャガ、エビネなど十数種の山野草の名前や特徴を1時間ほどかけて観察した。近隣から参加した70代女性は「花の名前を覚えたくて初めて参加した」と話し、普段から花の映像をSNSなどで紹介しているという宮岡安男さんは「参加は2度目。皆と一緒に巡るのもいい」と笑顔を見せた。
雑木林をガイドした同会の池田まさよさんは、公民館サークルで植物を学んだことをきっかけに、数年前からガイドを務めている。「皆さん関心を持ってくれてありがたい。今年は特に、小学生の男の子が雑木林の環境について尋ねてくれたのがうれしかった」と振り返る。
観察会後は、安藤倫子さんと吉田達也さんによるユニット「ふくわじゅつ屋あんでぃと愉快な仲間たち」が腹話術とギター演奏を披露。自然や環境を身近に感じられる内容で会場を盛り上げた。
同会の小川泰男代表は「今年もきれいな花を愛(め)でながら、皆で一緒に楽しめた。これからもこの素晴らしい自然をメンバーと共に守り育てていきたい」と意欲を見せる。同会では、共に活動する仲間も募集している