子どもの居場所や世代間交流を目的にした「WAKU☆DOKIはっぴー」が9月26日、広瀬公民館(狭山市広瀬東3)で開催された。主催・運営はNPO法人「地域教育ネットワーク」。
代表の笠松直美さん(左から3番目)を囲み、広瀬公民館長の須藤秀毅さん(左)、スタッフ、参加した子どもたち
参加対象は小中学生。スタッフはボランティアで、高校生から80代まで幅広い世代が登録し、地元の企業や団体、地域の人々の支援が活動を支えている。
学び、遊び、食の3つの柱があり、それぞれ1時間ずつを充てた。10時に学びの時間が始まった。導入として学び担当のリーダーがクイズを取り入れたミニ講座を行い、その後、子どもたちが各自でプリントに取り組む。スタッフは子どもたちに声をかけたり、質問に答えたりしながらサポートした。
遊びの時間は、天気が良ければ近隣の学校の校庭を借りるが、取材当日は雨のため室内で行った。折り紙や塗り絵、ボードゲームなどを用意。かけ算を使って遊ぶカードゲームなどの知育玩具もあり、ゲーム選びにも工夫を凝らした。
最後は食の時間。全て手作りで朝から調理していた。スタッフの中に栄養士がいて、メニューは栄養バランスを重視し、主食、主菜、副菜、汁物をそろえる。食材は活動を支援している企業や地元の農家が提供している。調理から配膳までは手際の良さとスタッフ同士の連携が重要で、副代表の河口正明さんは作業の様子を見ながら、「皆さんプロ級。目をつむっていても動けるくらい」と冗談交じりに話す。12時になり、子どもたちが席に着くと、栄養士のスタッフによる季節の食材などの食育講座を行った。席はテーブル一卓に子どもと大人が混じって座り、会話をしながら食事。食後はテーブルごとに、使った割り箸などのごみを分別してまとめ、片付けをして終了となった。
同NPOは今年2月で10周年を迎えた。活動を始めたきっかけについて、代表の笠松直美さんは、少年指導員として訪問した際の家庭の事情を挙げ、「食で困っている子どもを、おなかいっぱい食べられるようにしてあげたいという思いからスタートした」と話す。活動は公民館を子どもの居場所の拠点とし、青少年育成地域会議のメンバーや当時の公民館長ら多くの人々の賛同を得て進めていった。資金調達はNPO法人化し、助成金を受給することで対応。スタッフは「30人を超えるボランティアが集まってくれて、本当にありがたかった」と当時を振り返る。
3年ほど参加しているという小学5年の女子児童は「楽しみな時間は、遊びとか、友達とおしゃべりする時間」と話す。ボランティアスタッフで同NPO設立当初から参加している女性は「ここは子どもたちの居場所でもあるが、大人の居場所にもなっている」と話す。
同事業は第3土曜に水富公民館、第4土曜に広瀬公民館で、それぞれ開催している。