2026年9月15日(火)、「歴史的拠点を再生させたリーダーから学ぶコミュニティの極意」をテーマに、地域活性化勉強会&交流会を開催しました。

今回の登壇者は、埼玉りそな銀行狭山支店の元副支店長で、現在は川越の「りそな コエドテラス」で館長兼コミュニティリーダーを務める森 直人さん(現 埼玉りそな銀行武蔵藤沢支店長)です。
築100年を超える歴史的な銀行建築を“共創”の拠点として再生させた取り組みや、350名を超える会員が集うコワーキングスペースの運営、そして銀行員として「人と人をつなぐ」ことを大切にしてきた森さんが現場で実感している、コミュニティづくりの極意についてお話を伺いました。
地域活性化勉強会&交流会とは
| 日時 | 2026年9月15日(火) 19:00~21:00 |
|---|---|
| 会場 | 狭山市産業労働センター 異業種交流スペース 〒350-1305 埼玉県狭山市入間川1-3-3 |
| 登壇者 | 森 直人 氏(りそな コエドテラス 館長 兼 コミュニティリーダー) |

森さん
皆さんこんばんは。りそな コエドテラス館長を務める森と申します。私は、2021年4月頃から2年半ほど埼玉りそな銀行狭山支店の副支店長を務めておりました。
久しぶりに狭山の地に戻ってきてお話ができることになり、今日来る前に周辺をぐるっと回ってみたのですが、向かいにあったお食事屋さんがジムに変わっていたり、昔あった地下の飲食とライブハウスのスペースがまだ空いていて悲しく感じたりと、様々な変化を実感しました!
現在は川越で、銀行としては少し特殊な業務を担当しています。
本日はそのプロジェクトのお話や歴史的な背景、そしてコワーキングスペースを運営するコミュニティリーダーとして会員の皆さんと接する中で得た、コミュニティ作りのリアルなエッセンスをお伝えできればと考えております。ウルトラCのような特別な手法というよりは、現場での現実的なお話をたくさんさせていただければと思います!

まず私の自己紹介をさせてください。2006年にりそな銀行の調布支店に入社しました。りそなグループは人事異動で東京、大阪、埼玉などを経験することもあるのですが、私は2ヶ店目で大宮支店へ異動して以降、ずっと埼玉で育ってきた銀行員です。
私のモットーは「逆境は次の挑戦の入り口」ということと、「人と人をつなぎ、価値を生み出す」という2点になります。
銀行員としては営業の経験が長かったこともあり、人と人とをつなぐことで新しい価値を生み出す業務に長年携わってまいりました。
東京と埼玉では銀行としてのマーケット環境が大きく異なり、埼玉に来るとありがたいことにお客さまとの距離感が近く、これまで築き上げたお客さまとの関係を土台として地域を一緒に創っていく姿勢が重要な地域でもあります。

キャリアの中では、たくさんの挑戦と失敗を経験してきました。入社4、5年目の頃、中小企業のコンサルティングを本格的にやりたいと考え、コンサルティング事業を行う外部研修に手を挙げたのですが、選考で落ちてしまいました。
しかしその後、語学が堪能というわけではないもののメンタルの強さを買われて(笑)海外派遣の声をかけてもらい、帰国後は新卒採用業務として全国の大学を回って当社をPRする仕事を任せられたのです。
2012年には埼玉西地域本部に配属となりました。当時は現在のりそな コエドテラスの場所にあった旧川越支店に本部が置かれており、そこで経営者の方々への新規事業や創業のご支援、新規融資の営業開拓を行いました。
いきなり営業して資金調達をお申込みいただける経営者さんはほとんどいません。新しい情報や事業のご提案をきっかけに融資につなげるというスタイルをここで確立したのです。

その後、都内の大企業を担当する支店を経て人事に4年間在籍し、従業員の人材育成や人事制度の改定、特に副業の解禁、意欲あるシニア層のための定年延長などの業務を担当いたしました。
人事に在籍していた時、銀行の変化を感じて新しい事業を立ち上げたいと思い、りそなホールディングスに新規ビジネスを考える部署が立ち上がるタイミングで手を挙げました。
ただ、ここが私のキャリアの中で最も苦しい時期だったと感じています。机上で新規事業のアイデアを考えるだけでは実現につながらず、大きな壁にぶつかる中で、多くの教訓を得ました。
その後、人事異動で狭山支店となり、約50名のメンバーがいる支店で副支店長として組織のマネジメントなどを担当しました。
狭山支店時代は川越狭山工業団地など製造業のご支援先も非常に多く、時には航空自衛隊の入間基地からの飛行機の離着陸を見るのが好きで、車を横付けして眺めたりもしながら業務に励んでいました。
そして2年半ほど務めた後、地域デザインラボさいたまに異動となり、川越の歴史的拠点が立ち上がるプロジェクトのメンバーに参画し、開業1年前から異動してこの業務に携わることとなりました。