バラが咲き乱れるアトリエ「Anela(アネラ)狭山」(狭山市北入曽)で5月20日~23日の4日間、オープンガーデンと押し花作品展が開催され、市内外から350人が訪れ押し花の世界を楽しんだ。
同アトリエを主宰する宮野かこさんは押し花歴26年。東京都知事賞を含め受賞数も25作品以上を数える。自宅の庭約40坪でバラをはじめとする200種以上の花々を栽培し、その花々も素材に押し花作品を制作。併せて、押し花教室を開き生徒の育成にも当たっている。
毎年、期間限定でオープンガーデンと自身・生徒の作品を披露している。家業の茶園に自宅が併設していることを利用し、新茶との共演による「お茶カフェ」などのイベントも同時に開いている。最近では押し花体験も取り入れ、「見る」「味わう」「癒やされる」空間を提供しているという。
訪れた人たちは、咲き乱れる花々を撮影したり、香りをかいだりしながら、押し作品展へ入場する。押し花に加工された花々は、「制作者により生花とは異なる表情や色彩を引き出され、絵画のような作品に生まれ変わる」と宮野さん。今回は50点ほどを並べる。期間中は毎日訪れるという同市狭山台在住の40代女性は「想像を超えた作品ばかりで、いつもわくわくしながら楽しんでいる、私もいずれは挑戦したい」と話していた。
「コスス日和」をテーマに押し花作品を制作した畑山貴代さんは、教室に通って約8年。「押し花にすることで永久に保存できるのが魅力。家の中には作品の花が咲いている」と話す。押し花体験担当の川村裕美さんは「押し花を始めて30年以上になるが、このアトリエに関わるようになって2年。宮野さんの作品は繊細な色合いと独創的なデザインが魅力」と説明する。
宮野さんの作品は「奥行きがあり、デザインが斬新的」と評価されるという。宮野さんは「今後もひらめきを大切にしながら、より立体感のある作品を作っていきたい」とさらなる創作意欲をのぞかせる。