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歴史深い狭山・廣瀬神社の収蔵品公開 解説付きの境内見学会も

社殿の前に集まった氏子総代の面々

社殿の前に集まった氏子総代の面々

 「廣瀬神社でお宝さがし展」が5月22日~24日、狭山市広瀬の廣瀬神社(狭山市広瀬2)で開催され、日頃見られない同神社にまつわる収蔵品の展示と、氏子総代による解説付きの境内見学会が行われた。

来場者でにぎわう社務所

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 廣瀬神社の創建は古く、927年に成立した「延喜式(えんぎしき)」の神名帳(しんみょうちょう)に記載されている武蔵国四十四座の一つで、市内で最も格式高い神社とされる。代々神主を務めた家からは地域の発展に貢献した実業家である清水宗徳が出ており、宗徳は市内公立小学校の社会科の副読本「わたしたちのまち さやま」で必ず学習する人物。境内には宗徳の功績をたたえた頌徳(しょうとく)碑がある。

 総代によると、展示会開催のきっかけは昨年行った倉庫の整理。中の物を処分し、収納スペースを増やすために始めた作業だったが、いろいろな物が見つかり、「処分するのはもったいない」と考え、「地域の人々に見てもらおう」と今回の展示会の開催を思い立ったという。

 社務所に展示したのは、神社所在地の地区割を記した明治時代の地引帳や昭和30年代まで儀式で使っていた装束、大正時代の航空機の木製プロペラなどバラエティーに富む。総代は「神社は地域のコミュニティーであり、政治、文化、芸術、学問などさまざまなものが集まる場所でもあった」と話す。

 同神社の年表や展示されていた用途不明の木鼻の使用方法、境内にある杉森稲荷の社殿の彫刻調査報告なども掲出し、氏子たちによる熱心な研究活動の様子がうかがえた。

 展示会に来ていた80代女性は「神社の近くに住んでいて何度も来たことはあるが、これだけいろいろな物があることに驚いた」と話していた。

 境内には文化財があり、御神木である2本の大ケヤキは樹齢がいずれも800年を超え、埼玉県指定文化財となっている。しかし、1号木は中が空洞化し、枝や表皮の落下などの危険性が高まったため来年に伐採する計画だという。そのため、神社所有の境外地で、この木からクローン栽培した木を育てており、将来はこれを境内に移植する予定になっている。

 主催者によると、近隣住民を中心に3日間で計190人が訪れた。

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