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入間の茶園が海外向けフレーバーティー発表 日本のハーブと紅茶合わせる

田中製茶園で行われた「闘茶」のイベント。3種類の品種が異なるお茶を飲み当てる

田中製茶園で行われた「闘茶」のイベント。3種類の品種が異なるお茶を飲み当てる

 田中製茶園(入間市新久)が4月5日、海外向けの狭山茶ブランド「TAIKO TEA」の発表イベントを開いた。

茶畑で太鼓を披露する田中製茶園代表の田中信夫さん(手前)

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 同園は約400年続く農家で、代表の田中信夫さんは18代目に当たる。田中さんは海外で高い評価を得ている茶の多くがオーガニックであることを知り、2016(平成28)年から農薬や化学肥料を使わない農法での茶の栽培に取り組んできた。

 「世界に通用する狭山茶を」との思いから、海外、特にヨーロッパでのテスト販売を続ける中で、紅茶や緑茶に「かんきつ」やハーブなどの香りを加えたフレーバーティーが、バイヤーから高い評価を受けることが分かった。特に、赤シソやユズ、和ハッカなど、日本特有のハーブと狭山紅茶を合わせたフレーバーティーが好評で、これらを軸に新ブランドを立ち上げた。

 当日は同園の茶畑で、田中さんと長男の邦光さんがメンバーとして活動する太鼓グループ「奏番衆(そうばんしゅう)」による太鼓演奏や、書家の若林英子さんによる揮毫(きごう)を披露した。

 「TAIKO TEA」のブランド名について、田中さんは「一杯のお茶から生まれた小さな和が、太鼓の響きのように世界へ広がり、やがて大きな平和へとつながるイメージで名付けた」と話す。

 当日は日本茶の取材に訪れたフランスのテレビ局の取材クルーや紅茶バイヤー、ティーショップの店主なども参加。「闘茶(とうちゃ)」と呼ばれるお茶の品種を飲み当てる競技に参加し、微妙な味わいの違いも楽しんだ。

 同ブランドの「ゆず×紅茶」を試飲したフランス人バイヤーのジェレミー・タメンさんは「ユズのフルーティな皮の風味が後味に残る。すっきりと飲みやすくおいしい」と話していた。

 今年の新茶収穫は5月上旬ごろに始まる。TAIKO TEAは、ストレートの紅茶に加え、ユズ、スペアミント、ラベンダー、レモンバーベナ、赤シソなどをブレンドしたフレーバーティーとして、7月からの発売を予定している。価格は未定。

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