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新狭山のビール工房「ヘイジーラボ」が3周年 常温熟成でトロピカルな味に

「HAZY LABO」常温熟成のトロピカルなビール

「HAZY LABO」常温熟成のトロピカルなビール

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 西武新宿線新狭山駅北口近くのクラフトビール工房「HAZY LABO(ヘイジーラボ)」(狭山市新狭山2)が2月21日で3周年を迎えた。

「HAZY LABO」東里聡さん

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 代表の東里聡さんは元音声編集技術者。定年を機に工房を立ち上げた。以前からビール好きで、飲みたい銘柄を求めて遠方まで足を運ぶこともあったという。製法による味の違いに興味を持ち、スマートフォンの翻訳機能を使って海外文献を読み込み、独学で研究。オリジナルのビール「ヘイジービールを造る」と決めてからは機械やタンクの設計も自ら考え、海外メーカーと直接やり取りしながら設備を整え、設計変更に約5カ月、完成まで10カ月を要した。2023年2月にオープンにこぎ着けた。

 ヘイジービールは白濁した見た目とトロピカルジュースのような濃厚な果実味が特徴。同工房ではホップを混ぜない「シングルホップ」で醸造し、提供前に一度常温で寝かせる「常温熟成」を行うことが多い。一般的には発酵後すぐに冷却して提供するが、同工房では酸化ポリフェノールを少なくする製法のため常温熟成が可能になったという。東里さんは「熟成するほど味わいが変化し、トロピカル感が増す」と話す。過去に読んだ文献からポリフェノールの酸化が品質低下の要因と推測していたが、近年公表された研究内容とも一致し、製法への確信を深めたという。

 ビールは常時14種類(310ミリリットル=990円~)をそろえる。メニューには、味や香りの特徴を記している。3種類を115ミリリットルのビーカーで提供する「Blend Hazy×3」(1,300円)は、飲み比べやブレンドも楽しめるセット。350ミリリットル缶(1,040円~)も販売し、13カ月間常温熟成した「Luminosa缶」は店内限定で提供する。フードは自家製キッシュ(750円)や塩味ラスク(330円)など。隣の居酒屋「焼鳥うるしや」の料理を持ち込むこともでき、子ども同伴の場合は菓子やソフトドリンクの持ち込みも可能。会計は一杯ごとのキャッシュオン形式。

 同店のつまみ類は、妻のゆうこさんが主宰する「菓子工房ちいさな窓」が開発に携わった。店舗や製品などのデザインは長女が代表を務める「ドマノマド」が担当。内装工事には長男も駆けつけ、家族総出で仕上げたという。「夢を形にできたのは家族のおかげ」と東里さんは話す。

 店名の「Labo(=研究室)」には知的好奇心を満たす体験を提供したいという思いを込めており、醸造研修も受け入れている。東里さんは「お客さまの笑顔が見たい。これからも、よりおいしいヘイジービールを作り続けたい」と意気込む。

 営業時間は、金曜=17時~21時、土曜=13時~21時、日曜・祝日=13時~20時。

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