狭山の入曽地域交流センター(狭山市南入曽)で12月5日・6日、障害者への理解と関心を深めるイベント「第17回 Well-being(ウェルビーイング) 2025」が開催される。テーマは「ともに未来へ~知る・見る・触れる・感じ合う~」。主催は狭山市自立支援協議会。
障害の有無にかかわらず、全ての人が社会参加できる地域共生社会の実現を目的に、2009(平成21)年度から毎年開催している同企画。同会場で行うのは今回が初めて。
5日は市内の福祉事業所17拠点が参加し、作品や食品などの物品販売を行うほか、ユニバーサルスポーツ体験会を行う。6日は自立支援協議会専門部会による「不登校・引きこもり支援」をテーマとしたパネルディスカッション、バンド演奏や障害当事者による「こころの声」の発表を行う。視覚障害のある人と行う格闘ゲーム(eスポーツ)体験、カーレット、モルック、ボッチャなどのユニバーサルスポーツ体験、木材を使ったワークショップやゲーム企画なども行う。
両日を通してスタンプラリーとパネル展示を行う。スタンプラリーは今回が初の取り組みで、会場内の各部屋を回りながらスタンプを集める。全てのスタンプを集めた来場者には、福祉事業所から提供された作品や商品、協賛企業からの景品などを進呈する。
狭山市役所障がい者福祉課の藤浪さんは「交流を通じて互いを知り、作品や活動に触れ、さまざまな体験を通して、同じ狭山市で暮らす仲間として多様性を感じてもらえたら。心のバリアフリーを実感し、日常の思いやりある行動につなげてほしい。不登校・引きこもり支援のパネルディスカッションや障害当事者・家族による発表など、楽しみと学びのある内容なので、誰でも参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は、5日=11時~14時、6日=10時~15時。参加無料。予約不要。