「入曽の笑顔100人写真展」が11月2日・3日の2日間、いりそ写真館(狭山市水野)で開催される。
同展は、「人と人とのつながり」を写真を通して再確認しようと狭山市入曽地区で行われてきた取り組み「入曽の笑顔100人プロジェクト」の集大成。入曽在住の写真家、後藤晋作さんが6月から撮影を進めてきた100人の笑顔の写真を展示する。
入曽に暮らす人々の自然な笑顔を撮影した写真のパネル展示や、撮影風景を収めた映像の上映、撮影した日につづられた被写体本人の直筆メッセージの紹介なども行う。
同館は1979(昭和54)年創業のスタジオで、地域の家族写真や節目の記録を手がけてきた。店主の後藤さんは、過去に六本木ミッドタウンで開催された「家族の絆展」に参加し、「写真と直筆メッセージが一つになることで、人の思いや絆が何倍にも深く伝わる力を体感した」経験から、今回、狭山での展示につなげた。
後藤さんは「撮影を進めるうちに、入曽には想像以上に多くの方が地域や子どもたちの未来のために活動していることを知った。参加者の直筆メッセージからは、家族を思う気持ちや、地域を良くしたいという前向きな言葉があふれている」と撮影時の感想を話し、「写真館という場所は、ただ写真を撮るだけでなく、人が『会えるきっかけ』を作れる場所でありたい。コロナ禍が明けた今こそ、もう一度、人と人が触れ合い、地域の顔が見える関係を取り戻したい。写真展を訪れ、誰かとつながってもらえたら」と来場を呼びかける。
展示時間は10時~16時30分(最終入場は16時)。入場無料。